レキシコンフォーラム (ひつじ書房刊)
『レキシコンフォーラム』は、辞書情報・語彙的知識に対して言語学および隣接分野から総合的にアプローチする専門誌です。
発刊の趣旨
動詞,名詞,形容詞,副詞,前置詞などの語彙(単語)は言語を形成する最も基本的な要素であり,その研究は形態論,意味論,統語論,音韻論,語用論のどのような理論とも深く関係する重要な領域です。また,言語学の中だけでなく,言語の機械処理,心理学,脳科学,言語教育,辞書編纂などと密接に関係しています。実際,欧米では,レキシコンの研究が統語論や意味論など言語学の内部だけでなく,心理学や情報工学など関連分野と結びついて目覚ましく発展しています。しかしながら日本では,文法理論の研究と比べると,語彙,語構成,形態論,語彙意味論,形態統語論などに関する研究が非常に少なく,ましてや,言語学と隣接科学との連携はほとんどありません。
このような状況に鑑み,このたび,辞書(レキシコン)および語彙的知識に関する様々な理論的・記述的研究を発表する場として,『レキシコンフォーラム』という総合的ジャーナルを年一回の割りで,ひつじ書房(東京)から発行することになりました。本誌の特徴は,辞書や語彙に係わりを持つ様々な分野の研究者が,特定の理論や特定の学会に縛られずに自由に論文を発表できることであり,それによって諸領域の連携が可能になることが期待されます。取り扱う範囲は,言語学(特に,形態論,語彙意味論,形態統語論,形態音韻論)の理論的および記述的研究を中心としながらも,情報工学や心理学の関連研究にも及びます。また,対象言語は,日本語,英語のほか,諸外国語も含みます。
論文の投稿をお待ちしています
上記の趣旨に沿った学術論文を募集します。投稿される方は下記の投稿規程を参照の上、奮ってご応募ください。なお,この雑誌はMLFの研究会と直結しているものではありません。会員かどうかに関わらずどなたでも投稿できます。
投稿規定
- 内容:レキシコン(心的辞書,辞書情報,語彙的知識)に係わる言語学(特に,形態論,語彙意味論,形態統語論,形態音韻論)の理論的・記述的研究,および言語処理や心理学の関連研究で,対象言語は日本語,英語だけでなく,諸外国語や類型論的研究も含みます。いずれもオリジナルな内容の論文に限ります。
- 投稿締め切り:毎年,9月10日
- 出版:翌年の3月にひつじ書房(東京)から出版の予定。
- 提出:下記の送り先に電子メールの添付ファイルとして送付してください。
- 送り先:tkage@ninjal.ac.jp
- 提出物:文字や図表が狂う可能性がありますのでワープロのファイルではなく,PDFファイルに変換してお送りください(一部)。論文本体には著者名や所属などの個人情報を書かないでください。論文(PDF)とは別に,「論文題名,執筆者氏名,所属,連絡先住所,電子メールアドレス」を記入したファイルを添えて下さい。(採用が決定してから,WORDあるいはその他のワープロのファイルを提出していただきます。)
論文執筆規定
- 使用言語:日本語または英語で執筆してください。(英語で書く場合はネイティヴスピーカーに校閲してもらってください。)
- 書式:A4サイズの用紙(片面のみ)で次のように設定してください。
- 上下左右の余白はそれぞれ 3 cm,1ページの行数は30行とする。
- 各ページの下中央にページ番号を打つ(ページ番号は30行に含めない)。
- 和文・英文とも11ポイントの大きさのフォントを用いる。
- 投稿論文は次の2つのカテゴリーに分かれます。
- 研究論文(論証と結論が出来上がった一人前の論文)
- 和文の場合,最大24,000字まで。英文の場合,最大9,000 wordsまで。
- Notes & Discussion(新事実の発見や新しいアイディアを含むが,まだ一人前の論文にはならない中間報告)
- 和文の場合,最大10,000字まで。英文の場合,最大4,000 wordsまで。
- (2)のカテゴリーのみ,論文の冒頭に Notes & Discussionと記して下さい。
- 研究論文(論証と結論が出来上がった一人前の論文)
- 論文の採否は編集委員会が決定します。
- 論文本体には氏名,所属は書かないでください。また,本文でも執筆者が特定できるような表現を避けてください。
- 論文が採用された方には本誌一部を進呈します(原稿料はありません)。
- 採否にかかわらず,提出された論文は返却いたしません。
スタイルシート
- 論文の構成は次のようになります。
- 論文タイトル
- キーワード(5〜6個のキーワードを付けて下さい)
- 本文
- 注(英文の場合,Notes)(謝辞も,ここに含めて下さい。)
- 参照文献(英文の場合,References)(本文および注で言及した文献だけを著者名のアルファベット順に並べて下さい。)
- 英文要旨(本文が和文・英文にかかわらず,最後に,英語150〜200 wordsで要旨(英文のタイトルも)を付けて下さい。要旨は,本文の長さ制限とは別に扱います。)
- 見出しの付け方
- 1. セクション (セクションは,「はじめに」を第1節として,以下,連番を付けて下さい。)
- 1.1. サブセクション
- 例文番号の付け方
- (1) xxxxxx (例文と本文の間は一行あけてください。)
- (2) a. xxxxx
- b. xxxxxx
- 句読点
- 和文の場合は,コンマ(,)と丸(。)を使って下さい。
- 参照文献の書き方
- 和書の例:
- 影山太郎 (1993)『文法と語形成』ひつじ書房.
- 雑誌論文の例:
- 前田富祺 (2002) 「語から語彙へ」,『国語学』53巻1号,1–12
- 論文集の例:
- 今泉志奈子・郡司隆男 (2002)「語彙的複合における複合事象」,伊藤たかね(編) 『文法理論:レキシコンと統語』33–59. 東京大学出版会.
- 洋書の例:
- Marchand, Hans (1969) The Categories and Types of Present-Day English Word-Formation. Munich: C.H. Beck.
- 欧文論文の例:
- Lieber, Rochelle and Harald Baayen (1993) Verbal prefixes in Dutch: A study in LexicalConceptual Structure. In Geert Booij and Jaap van Marle (eds.) Yearbook of Morphology 1993, 51–78. Dordrecht: Kluwer.
- Tenny, Carol (1995) How motion verbs are special. Pragmatics & Cognition 3, 31–73.
投稿規定ダウンロード(PDF版)
- 和書の例:
募集締め切り
毎年,9月10日
出版は通常翌年の3月になります。
編集主幹
影山太郎(国立国語研究所)
編集委員
【言語学・英語学】伊藤たかね(東京大学),杉岡洋子(慶應義塾大学),由本陽子(大阪大学),小野尚之(東北大学),岸本秀樹(神戸大学),長谷川信子(神田外語大学),松本 曜(神戸大学),窪薗晴夫(神戸大学)【日本語学】斎藤倫明(東北大学),石井正彦(大阪大学) 【心理言語学】玉岡賀津雄(名古屋大学)【神経言語学】萩原裕子(首都大学東京)【情報工学】郡司隆男(神戸松蔭女子学院大学),井佐原 均(豊橋技術科学大学)